まめそだて

初期流産を経て、2018年10月に長男を出産。2021年8月、長女誕生。全く仕事に活かしていない2級FP技能士。妊娠中・産後・育児のあれこれ、感じたことや日常役立ったことを綴る雑記ブログです。

五輪開会式に寄せて

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こんにちは、まめこです。

 

いよいよ東京オリンピックが開幕しましたね。

いつ来るのか、本当にくるのか、なんて思っていたはずが気がついたら始まりが来ていた、というような感覚です。

あまりテレビを見ないし、いままでの人生でもそんなにオリンピックをちゃんと見た記憶はないのですが、昨日は珍しくテレビの前に座って東京五輪の開会式をほぼ最初から最後まで観ました。

それで思ったことをなんとなくつらつら書いてみます。

コロナ色の強い内容

特に前半のショー部分なんかは、凄くコロナ禍を意識したような演出になっていましたよね。

今、この世界のなかで開催されることを踏まえれば、コロナについて表現することは当然ともいえますけれど。

国際的な試合を開催できないことが続き、オリンピックもまさかの1年延期、練習どころか日々の生活にも制約と影を落とすコロナ。人生をかけて、たったひとつのその瞬間に向けて調整を重ねているアスリートにとっての、長い絶望と苦悩を越えて大舞台の瞬間にたどり着けた喜びみたいなものを表したいのかなあと思いながら見ていました。

医療従事者やエッセンシャルワーカーが登場する開会式も、きっと他にはないでしょうし、将来、この開会式を振り返ってみた時には、この時代の特殊性を反映した歴史的なものだったとなるのでしょう。

 

それでも、個人的には、野村萬斎チームの開会式を見てみたかったな、という気持ちはあります。

コロナの影響で色々変わったことはわかりつつ、もう少し、東京で開催されるオリンピックだ!という感じが欲しかったような・・・。

コロナっぽさが強いせいか、東京じゃなくてもできたような感じがなんとなくしてしまったな、というのがすこし残念に感じました。

 

そうはいっても、パフォーマンスを見ていたら、この日のためにたくさん準備して練習を重ねてきた人たちがたくさんいたんだな、ということを改めて感じられて、それが日の目を見られてよかったなという気持ちが沸きました。

マイクの前に立ってスピーチをする人も、選手たちも、誰も彼も全員マスクをしている異様な光景は、後にも先にももうないと思いますが(というかそう信じたい)、マスク越しでも嬉しそうな様子はちゃんと伝わりますね。

日本人は目で表情を読むから、マスクをしていてもあまりコミュニケーションに支障がないという話を聞くので、日本人の感覚なのかもしれませんが。

聖火を繋いだ長嶋茂雄さんの表情が緩むところとか、マスクをしていてもよくわかりましたよね。

時代の節目

コロナを差し引いても、開催前のごたごたはかなり多かったと思います。

特に、辞任解任騒ぎは、これまで透明にされていたことが、いまでは無視できないもの、無視されないものになっているという社会の流れを感じさせます。

これまで強者やマジョリティを中心に語られること、為されることが当然で、それを受け入れない、否定する人たちは「つまらないやつ」と扱われていた時代をそのまま引き継いでしまっていた人たちが、逆に強烈に否定されるような流れ。

 

なんとか五輪は開催され、開会式も行われましたが、それで終わりにならないでほしいと強く思います。

開会式では「多様性とインクルージョン」という言葉がたびたび出てきたけれど、それはとても表せていたとは思えません。(個人的には、inclusionに調和という訳を当てるのにも違和感があります。)

東京という場所は、多様な街ではあると思います。でもそこで何かをしようと集まった人たちは果たしてインクルーシブだったのか?

五輪開催の裏で、苦境を強いられている人たちのことはどうなのか?

問題が起きたとき、残された時間で実現に向けて進むためにとりあえず脇に置かれる話があるのは理解できます。

ただそれを、ことが終わったらなかったことにしないで、きちんと拾い直して総括してほしいと思います。

それがあらゆる場面でずっとできてこなかったのが日本っぽいところではあるので、ここが節目になればと願います。

子どもたちが大きくなる頃には違う時代が来ていてほしいです。

そのためにも、脇に置かれた話を「忘れていないぞ」と見ていた人たちが声をあげていかないといけないですね。

子どもと見るオリンピック

開会式を見ていて、なんだかんだ母国語で開催される大会っていいなあ、と感慨深かったです。

一生に一度あるかないかの機会に巡り会えたのはラッキーですね。

私は長野の冬季五輪の記憶はあって人生2回目の自国開催のオリンピックですが、今後国際的なスタジアムを作れる国力をつける国が増えてくるなかで日本は段々と衰えていくでしょうから、次はあるかと考えると微妙な感じがします。

そう考えると、このチャンスを息子と一緒に迎えられたのは嬉しいです。

2歳だから覚えてないかもしれないけど、いつか「あなたも東京のオリンピックを見てたんだよ」と話したい。

 

そう思って、息子と開会式をみるのを楽しみにしてたんですが、珍しく昨日は息子が寝ていまして。笑

いつも0時近くまで寝ないくせに、昨日に限って夕方から夕飯も食べずにずっと寝てて、残念・・・。

と思いきや、21時半から急に起きてきて、選手入場の途中から最後まで一緒に見られました。

飽きずに一生懸命見ていたので、2歳児なりに何か記憶に残るものはあったでしょうか?

競技も難しくて分からないことばかりだろうけど、なんとなく記憶に残るものはあるのかな。

 

そして今お腹の中に居る子は、オリンピック開催期間中に生まれる予定です。

出産予定の産院は、オリンピックの競技場から結構近いのです。入院中、何か聞こえてきたりするかなあ、なんてちょっと思っています。

ただ、競技場が近いことにはちょっと心配もありまして・・・お笑いコンビたんぽぽの白鳥さんが、オリンピック・パラリンピックの開催期間中の交通規制で陣痛が来たときに無事に病院にたどり着けるか不安!と予行演習した話をニュース記事で見たのですが、やっぱりみんな同じことを考えてるんだなーと思いました。笑

今のところ、入院期間が延びなければ、閉会式は4人に増えた家族で、我が家のテレビの前で見られる予定です。

肝心の競技のほうは、お産があってあまり見られないかもしれませんが、子どもとオリンピックの閉会式を見る思い出が作れるのを楽しみにしています。

 

台風が近づいているのがちょっと心配ですが、アスリートの皆さんの精一杯のきらめきを瞬間を、少しでも近くで見ている気持ちで楽しみたいなと思います。