こんにちは、まめこです。
パシフィコ横浜で開催中のDino Science 恐竜科学博 ララミディア大陸の恐竜物語を子どもを連れて見に行ってきました。
恐竜は好きなものの、まだ2歳の息子。ちゃんと楽しめるかな~?とちょっと不安でしたが、大興奮でした。大人もものすごく楽しめて、もう一度身に行きたいくらいです。(ゆっくりみたいけど子どもと一緒だと難しいジレンマ!)
すごく良かったので、お出かけ日記がてら、どんな展示か紹介したいと思います。
- DinoScience 恐竜科学博の開催概要
- 「あの日、恐竜は、生きていた。」本当に目の前で暮らしているみたい!
- 目玉のレインとスタンは大迫力
- Sony presentsなだけあってエンタメ性が高い
- ワークショップやフードも楽しめる
DinoScience 恐竜科学博の開催概要
2021年7月17日から9月12日の間、パシフィコ横浜の展示ホールAで開催中の恐竜時代の展示です。
展示ホールAのみなので、さほど大きくはなく、小さな子どもを連れて行っても疲れる心配はないくらいです。でも、見どころはいっぱいあるので、ちゃんと見ようと思ったら数時間楽しめると思います。
目玉の展示はトリケラトプスのほぼ完全な標本。「レイン」と呼ばれているそのトリケラトプスは、なんと全体の80%近くが揃った状態で発見されたという奇跡の化石なのですが、その実物が日本に初上陸しています。
このトリケラトプスを中心に、白亜紀末期のララミディア大陸の地層から出てきた恐竜やその時代の生き物の化石が展示されています。
チケットは時間帯別に販売されており、基本的には事前予約制です。
会場では当日のチケットが買えますが、事前予約で完売してしまっている時間帯のチケットは買えないので、入場できなかったり入場待ちになる可能性があります。
今日午前中に行ったところでは、夜の時間帯チケットは売り切れている様子でしたが、それ以外の時間帯はいつでも入れました。
入れ替え制ではないものの、入場について時間帯指定があり人数が限られているせいか、中が混雑している感じは全然しなかったので、安心して展示を楽しめました!
「あの日、恐竜は、生きていた。」本当に目の前で暮らしているみたい!
あの日、恐竜は、生きていた。
これがこの展示のキャッチコピーなのですが、まさに展示のテーマというか方向性を表現していたように思います。
普通の博物館の展示とは違って、ポージングが独特というか、恐竜たちの生活の一部が、その躍動感そのままに切り取られているように展示されていて、とても面白いです。
もちろん、歯の化石とか、頭の化石とかが並べられていて、種類ごとに比較できるような「普通の展示」もあるのですが。
でも、この恐竜科学博でやはり印象に残るのは、トリケラトプスの子どもが群れからはぐれて冒険するストーリー仕立てになっている展示ではないでしょうか。
この仕掛け、とても面白くて、順路に沿って歩いて行くと、「トリケラトプスの子どもが見ている・体験しているシーン」という設定で、色んな恐竜・生き物の化石が展示されています。
その展示のされ方が、生き生きとしていて面白いんですよね。
翼竜を見つけて追いかけていくトリケラトプスの子どもとか。
ティラノサウルスの子どもも、獲物に襲いかかろうとしています。
ラプトルに追いかけられるダチョウ恐竜、必死に逃げている感じが伝わってきます。
こんな感じで展示されていて、ストーリーが想像できるのが楽しいのですよね。
小さい子どもだと、いくら恐竜が好きでもやっぱり化石ばっかりで飽きちゃったりもするのですが、「見て!食べられちゃいそう!一生懸命逃げてるね!」というように声をかけながら一緒に臨場感を楽しめるので、2歳児も最後まで大興奮でした。
目玉のレインとスタンは大迫力
この恐竜博のコンセプトとして、「ララミディア大陸の恐竜物語」とあります。このため、展示されている恐竜・生き物は、すべて白亜紀末期(トリケラトプスがいた頃)のララミディア大陸(現在の北米大陸西部)を生きていたものです。
なので、ステゴサウルスとかディプロドクスとかスピノサウルスとか、有名だけどその時代・その場所に生きていない恐竜は出てこないですし、そのために展示されている種類はそんなに多いわけでもないのかな、とは思います。
それでもやっぱり、この時代のこの場所に生きた恐竜には、トリケラトプスとティラノサウルスがいるんですよね!
この恐竜博の目玉であるトリケラトプスの「レイン」、ティラノサウルスの「スタン」の展示は、ものすごい大迫力です!
やはり人気があって人が多くて写真が撮りづらかったのと、目玉なのでご自身で見てくださいということで写真はナシですが・・・レインとスタンの2体が、向かい合うようにして展示されています。今にも襲い掛かりそうな勢いです。
ティラノサウルスのスタンの口が大きくて、目の前に立つと「今から捕食されるというときに見るのはこんな景色なのか」という気持ちになりました。笑
トリケラトプスのレインは、ほぼ実物でありほぼ完全な形の標本ということで、展示の力の入りようもすごいです。
発掘の様子なども紹介されていてとても面白かったですが、私が何よりびっくりしたのはトリケラトプスの皮膚痕!すごくはっきりと、うろこがある様子が化石に残っていて、質感も感じられるんですよね。こんなものが残っているのか、と衝撃でした。
恐竜の姿の研究ってどんどん進んでいて、私たちが子どもの頃はみんな爬虫類の皮と同じような感じで表現されていたような気がするのですが、今はティラノサウルスなどは羽毛に覆われていたと考えられているなど進歩が凄いということを、子どもを産んでから知って感動しました。そんなふうに姿形の研究が進んでいる中、皮膚の様子の化石まで出てるなんて本当に凄い!
化石を目の前で見てみて、恐竜って本当に、こんな風に哺乳類とは全然違う姿で、大昔の地球を生きていたんだな~と感動してしまいました。もう一度見に行きたいくらいです。笑
Sony presentsなだけあってエンタメ性が高い
DinoScience 恐竜科学博はソニー主催なだけあって、「科学的な展示」というだけではない、「楽しめる展示」がされているなと思いました。
ここまでに紹介した、躍動感あふれるポージングや、ストーリー仕立てのちょっとコミカルな展示の仕方にもまさにそれが表れていると思います。
↑脳腫瘍やケガの痕跡が残るゴルゴサウルス君です。体はボロボロなのに一生懸命生きてたんだろうなーと感じるような展示でした。
くわえて、CGでの展示もかなり迫力があって楽しかったです。白亜紀体験シアターというコーナーがあるのですが、ここでララミディア大陸の恐竜たちの様子を近くで見ているような体験ができます。
大画面のCGだけでなく、風や振動する床などで、まさに「体験」、体でその様子を感じられます。ディズニーランドのアトラクションみたいだなって思いました。笑
翼竜になったように空を飛んでいくところとか、風を受けながら空を滑っていく感じが本当に臨場感があって面白かったですね。
あまりの臨場感に、2歳の息子はティラノサウルス登場でビビってしまいまして、夫に抱っこしてもらってしがみついていましたが。笑
音声ガイドも充実しているようで、3パターン用意されています。
花江夏樹さん演じる少年と恐竜くん(田中真士さん)と一緒に展示を回っていく「少年と恐竜くんバージョン」、恐竜が大好きな日向坂46の小坂奈緒さんと巡るバージョン、森川智之さんの声でしっかり解説が聞ける「ドキュメンタリーバージョン」というバリエーションで、ただの解説じゃなくて特色を出しているのが面白いなあと感じました。
子どもと一緒に回るには、音声ガイドつきはちょっと難しいかなと思い、私は聞けていないのですが、子どもとは別でもう一度音声ガイド付きで回ってみたいな~とは思いますね。もう出産間近なので無理ですけど。笑
ワークショップやフードも楽しめる
展示の最後には、ワークショップのコーナーとグッズのコーナー、フードのコーナーがあります。
ワークショップは化石の発掘体験と、恐竜の形の石鹸づくりと、恐竜グラスガーデンづくりの3つがあるようで、子ども連れで大賑わいでした。やっぱり発掘体験が人気があるようで、ノミを叩く音がたくさん鳴り響いていました。笑
フードは恐竜の形を模したものが色々あります!
こちらはハンバーガー&ポテト&ナゲットの恐竜BOX。展示を見終わったらお昼頃で息子がお腹を空かせていたので、家族みんなでちょっとつまむにはちょうど良かったです。恐竜の顔のハンバーガーにベーコンとハンバーグの2つががっつり入っていて子どもが食べるにはだいぶ大きいかもしれません。
その他にも恐竜の形のクレープなど、色々軽食があります。恐竜のアイシングクッキーがすごくかわいくて、息子がめちゃくちゃ欲しがりました。笑
ということで、2歳の子ども連れでもとても楽しめた恐竜博でした!
見どころは多いですが会場がコンパクトなので子ども連れでも疲れなくていいです。本当に子ども連れがいっぱいいました!
でも、子どもだけじゃなくて大人も十分楽しめる、充実した内容になっています。子ども連れの中に混じって、恐竜が好きそうな中高生くらいの男の子たちの集団が、音声ガイドを片手に、ものすごく楽しそうに展示をじっくりと眺めていました。夏休みのお出かけ先にもいいですね。
18時からの夜の部は、展示の雰囲気がまた違ったり、AR体験ができるなどの企画もあるようです。大人は大人の楽しみ方できそうですね。
恐竜好きのお子さんがいる方、自分が恐竜好きだという方にはとてもおすすめの展示でした。