こんにちは、まめこです。
産休に入ってから、ずーっと保険を検討していたのですが、ようやく手続きを終え契約しました!
保険加入に当たっては、ファイナンシャルプランナー(FP)の無料相談を活用しました。実は、私自身、「2級FP技能士」の資格を持っています。
今回はなぜ保険に入ろうと思ったか、なぜFP相談を利用したか、どうやって保険契約まで至ったかをまとめてみました!
出産は保険を見直すタイミング
ここでいう「保険」とは、基本的に「生命保険」を指すこととしますが、保険というのは不測の事態が起きた際、金銭的に「困った!」状況になってしまうことに備えて、みんなでお金を出し合っておき、いざというときにお金を受け取れる仕組みです。
不測の事態が起きた場合にどれくらい困ってしまうかの度合いは、時と場合によって違います。
共働きの我が家の場合、いままでは、それぞれどちらかが亡くなって一人になってしまっても、各自の力で生きていけるくらいには仕事をしていたので、生命保険は特に必要ありませんでした。なので私は死亡保障は入っていませんでした(夫は付き合いで加入した保険がありました)。
でもライフステージが変われば、もしもの時の「困り度」も変わってきます。
その変わるきっかけとして大きいのが子どもの誕生です。
あまり考えたくはありませんが、子どもが生まれてすぐ、私が死んでしまったら。夫の収入と遺族年金があるといったって、子ども1人にかかる教育費は数千万円。それに生活費もプラスしたら結構な負担になってしまいます。また「夫婦で事故に遭って同時に死亡してしまったら、子どもはどうなる?」という”もしも”に備える必要があると思いました。
十分な蓄えを残していければ良いですが、今すぐはそれほど貯まっていない、という場合、生命保険が必要になってくるのです。
特に出産は命がけです。もしかすると、子どもは無事に生まれても、出産時に私が命を落としてしまうこともあるかもしれない。そうなった時には夫が一人で生まれてくる子どもを支えなくてはいけなくなるけど・・・出産前に死亡保障のある生命保険に入っておけば、残していけるものもある。そう思って、私は出産前に生命保険への加入を検討しました。
なぜFPの無料保険相談を活用したか
冒頭に書いたように、私は2級FP技能士の資格を持っています。ただ、今は全く関係ない仕事をしていますし、実務経験はあまりありません(新卒で入社した会社の研修で2週間ほどカウンターセールスに立ち、終身保険を数件販売した程度でした)。
というわけで、実際にFPとして働く人がどのようなコンサルティングを行ってくれるのか、興味があったというのが大きな理由ではありますが・・・笑
私が考える、自力で保険を探すのではなくFPに保険相談をすることのメリットは5点あります。
①保険の仕組みを教えてくれる
FPの資格勉強をしたことがない人や、保険販売に関係したことがない人には、保険ってわかりにくいものなのかもしれません。
日本人の人生で、家の次に高い買い物は生命保険だそうです。月々の支払いだと額が小さいので気づきにくいですが、長く支払うのでトータルでみれば数千万円もの保険料を払っている人が多いようです。
そんなに大きな買い物をしていても、自分が何のためにそのお金を払ってるのか、きちんとわかっていないことも多いように思います。私の夫がそうです。笑 たくさん特約が付いていて、どういうときに何がいくら支払われるのか、加入している本人でさえ説明できないという状況・・・。
せっかく保険に入るなら、保険ってどんなものか、どういうときにどのようなお金が支払われるのか、分かった状態でサービスを購入したいと私なら思います。
その点、FPの面談では、たいてい一番最初に保険の仕組みを説明してくれます。また、わからないことがあれば、聞けば丁寧に教えてくれます。彼らは保険を売るのが仕事なので、納得するまでそれは親切に教えてくれます。FP相談をうまく活用すれば、「わからないまま買う」という状況を防ぐことができます。
②保険以外のことも教えてくれる
保険を検討するには、そもそも今後のお金の流れはどうなるかということを明らかにしないと、どのくらいの保障が必要なのかわからないわけですが、それって結構難しいですよね。自分で、「○歳のころにはいくらくらいのお金があって、将来かかる予定のお金はいくらで、この時に死んでしまったらいくらの保障が必要になる」って説明できないです。
FP相談では、ヒアリングをもとにそれを明らかにしてくれます。まあ、未来のことは誰にも分からないので、参考程度ではありますが。
また、保険は保障効果だけでなく、節税効果もあります。年末調整の時に保険料をいくら支払ったか計算して、後で税金が戻ってきた経験がある方もいらっしゃるかと思います。また、保険料を払うときだけでなく、保険金を受け取る時も、受け取り方によっては税金を減らせます。そういった税金の知識などをFPが教えてくれることもあります。
③ニーズに合った保険を教えてくれる
一口に「生命保険」といっても、何に備えるかで死亡保険、医療保険、就業不能保険など色々ありますし、安価でシンプルな「掛け捨て」の保険と、支払う保険料の一部を積み立てる「貯蓄性」の保険など、様々なタイプがあり、自分のニーズにあう保険を探すのはある程度の知識がないと難しいです。
FP相談では、家族構成や資産状況などから「何の保障が必要か」「どのくらいの保障額が必要か」を計算して、それにあった保険を紹介してくれます。
中にはちょっと「ん?」と思うものを紹介されることもありますが・・・それは後述するように、その場で加入するか判断せず、納得できるまで質問したり調べたりしてから決めましょう。FPさんをうまく使うことが大事です。
④複数の保険商品を紹介してくれる
私にとってはこれが最大のメリットだと思っています。
日本には保険会社がたくさんあります。それぞれの会社が商品を出しています。そして、次々に新しい商品が投入されます。
資格がある私でさえ、それらを比較検討するのはものすごく骨が折れると感じます。私が保険を売っていた数年前とはもう全然違う商品性になっていて、例えば昔の入院保障は3日以上入院しないと保険金が出なかったのに、今では日帰り入院でも出る保険が多いし、むしろ入院しただけで一時金でまとまったお金がもらえる保険もあるし・・・そうやって、保険商品はどんどん時代に合わせてアップデートされていっています。
この情報を素人がキャッチアップして収集するのは結構大変です。なので、プロに複数の商品を紹介してもらって、一番お得なものに入るのが手っ取り早いかなと思います。
ただし、特定の保険会社に所属しているFPだと、その会社の商品しか紹介してくれなかったりするので注意です。
ちなみに、数年前に「営業マンのコストがかからないから保険料が安くなる」と流行した(?)インターネット生命保険ですが、昔のイメージで「自分で保険を探した方が安いかな」と思って調べてみたのですが、FPに紹介された保険のほうが安く済みました。
最近は対面販売の保険商品で、健康的な体型だったり、非喫煙者の場合は保険料を割り引くものが出てきています。その割引が効くと、インターネット生保で保険に入るより、保険料がずっと安くなるようですね。
非喫煙者で標準体型、20代女性の私は死亡保障の最大額が2500万円以上なのに月の保険料が800円切ってます。びっくり。インターネット生保では近しい条件で1500円くらいでした。
⑤加入後のメンテナンスでも相談できる
保険は一度入ったら終わりではありません。子どもがもう一人生まれたとか、家を買うとか、ライフステージが変わるたびに「万一の時の困り度」が変わるので、また保険を見直す必要があります。保障を追加するだけではなく、減らすという選択肢もあり得ます。
その時に、また相談することができる相手がいるのは心強いかと思います。
どこからFPに相談できる?
いざFPに保険の相談をしようと思っても、知り合いにFPがいるって人でもなければどこから相談したらいいの?となりますよね。
FPに相談するための方法はいくつかあります。
訪問型サービスを使う
自宅や指定した場所(近所の喫茶店など)にFPが来てくれるサービスです。基本的に、相談無料のサービスが多いです(かといって必ず保険に入らなければいけないわけではないので、不要だったら断って大丈夫です)。
有名なサービスだと、「保険マンモス」「保険見直しラボ」「保険ビュッフェ」などがありますね。
また、クレジットカードを持っていると、カード会社が会員向けに提供しているFP相談のサービスもあります。
来店型サービスを使う
店舗型の保険ショップで相談するタイプです。ショッピングセンターなどでよく見かけますね。こちらもたいてい相談は無料です。
「ほけんの窓口」「保険見直し本舗」などがあります。
有料相談を使う
無料相談は、FPが販売した保険に対し、保険会社からキックバックを得られることで成り立っています。なので、悪いFPに当たると、FPが売りたい保険を勧めてきて、本当に必要なものとは違うということも、なくはありません。
どうしても心配という方は、FP協会のページから、有料で相談に載ってくれるFPを探すのも一つの手だと思います。
ちなみに私は今回、訪問型サービスを3つ使いました。カード会社のサービスで2つと、webでFPの経歴を確認し指名で相談できるサービスです。
以前来店型ショップで医療保険に入ったことがあるのですが、そのお店が潰れてしまい、引き継がれた先もまた潰れてしまい・・・となって面倒になってしまった経験があるので、今回は訪問型にしてみました。
FPに相談するときの注意点
うまく活用すれば便利なFP相談ですが、ただただ受け身だと損をしてしまう可能性もあります。特に以下の点に注意しましょう。
複数のFPに相談する
一口にFPといっても、人によって全然スタイルが違います。一般論から必要な保障額を説明して決める人、資産状況をヒアリングして進める人。「これがおすすめプランです!」といくつかの保険を組み合わせたプランを紹介してくれる人、「このタイプの保険ならこの会社とこの会社があります、このタイプの保険なら・・・」と選択肢を提示してくれる人。などなど。
どういうスタイルがいいかは、相談者の性格などにもよるので、人それぞれだと思います。つまり相性があるので、複数のFPに会った方が、自分と相性のいいFPに会える可能性が高まります。
また、FPによって取扱う保険会社が違うこともままあるので、同じ種類の保険でも、紹介してもらえる保険が違ったりします。
複数のFPに相談することで、その違いを比較検討して、自分に合う保険を選ぶことができます。
私の場合、相談したFP3人のうち、1人は保険会社の子会社のFPさんだったので、親会社の保険しか勧められませんでした。そして、それはあまり私の意向に合わない貯蓄性の保険でした。他の2人のFPさんからは、別の会社の掛け捨ての保険を提案してもらえました。複数のFPに相談することで、より自分の意向に沿った保険を選ぶことができました。
また、掛け捨ての保険を提案してくれた2人から提案された商品は、ほぼ同じ会社の同じ商品でした。両方から同じ保険に入るわけにはいかないので、どちらかで加入しどちらかを断ることになるのですが、それは相談の中で感じた相性で決めました。FPさんの経済見通しの考え方や、提案のスタイルについて、自分の中で違和感がないほうが、今後またライフステージが変わって保険の見直しの相談をするときもやりやすいと思ったからです。
ちなみに、複数のFPに相談すると断る時に不安・・・という方もいらっしゃるかもしれませんが、私自身が保険の販売をしていた経験上、保険の販売員は断られるのに慣れているので気にしなくて大丈夫です、と言えます。きちんと「今回は契約しません」と明確に返事さえすれば、それ以上しつこく追われることはないと思います。「検討中」などあいまいな返事だと、「検討状況はどうですか?」と連絡することになるので、断るならはっきり断りましょう。
提案された保険をその場で契約せず、自分で調べてみる
相手はプロなので、話を聞いているその時は「この保険いいかも!」と思ってしまいます。セールストークが上手です。笑
でも、家に帰ってちょっと考えてみると、「自分が必要としている保険って、本当にこれだったかな?」ということもあります。
FPの報酬は、契約に応じた保険会社からのキックバックです。また、シーズンによって「この保険を売ったら報酬アップ!」というキャンペーンが会社の中であったりすることもあります。私自身、保険を販売していた時はそうやって報酬をもらっていました。
なので、必要のない保険まで提案してくるFPがいないこともありません。ほとんどのFPは、信用してもらって長い付き合いができる方がメリットがあるので、そんなことはしないと思いますが・・・。
提案を貰ったら、一度家に持って帰って、パンフレットを読んでみたり、インターネットで調べてみることをお勧めします。
特に貯蓄性の保険は、保険にかかる費用について十分に説明されていなければ後で損をしてしまうことになるので、よく調べてから決めましょう(そして費用をきちんと説明してくれないFPさんは、あまり信用できないかもしれません)。
また、自分が保険に何を求めるか、何を保障してほしいのかを整理してから、加入する保険を選ぶべきです。
ちなみに私の場合、相談した3人のFP全員から、変額保険も提案してもらいましたが、家に帰って検討している中で、自分の意向は「保障と資産運用は分けて考えたい」「保険に求めているのは死亡保障のみ」ということがはっきりしてきたので、変額保険については断りました。
まとめ:FPへの相談はうまく使いましょう
というわけで、私は複数のFPに相談することで、自分の意向にあった保険に加入することができました。
生命保険を検討するにあたっては、プロであるFPに相談することで、保険の検討を効率よく進めることができます。
ただし、加入する保険を決めるのはあくまで自分!自分のニーズに合っているかが一番重要です。
なので、FPをうまく利用するというスタンスが大事です。
最初は自分のニーズも明確ではないかもしれませんが、FPにライフプラン表を作ってもらったり、話し合ったりする中で、ニーズを可視化できると思います。
また、複数のFPに相談することで、自分のニーズに合った保険を見つけやすくなりますし、相性の良いFPに会える可能性もアップします。
保険は大きな買い物ですので、上手にFP相談を活用して、いい買い物をしましょう!