まめそだて

初期流産を経て、2018年10月に長男を出産。2021年8月、長女誕生。全く仕事に活かしていない2級FP技能士。妊娠中・産後・育児のあれこれ、感じたことや日常役立ったことを綴る雑記ブログです。

1年間は使わない資金でIPO(新規公開株)投資を始めてみました

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、まめこです。

 

先月から準備を始め、ずっと気になっていたIPO投資を始めました!

しかも、今回は珍しく、「投資?なにそれおいしいの」レベルの夫もチャレンジです。

(それだけ簡単だしメリットがあると夫も感じたようです。)

 

IPO投資って、「子どもの費用として近い将来使いそうだけどでも今すぐじゃない」みたいな微妙なお金をうまく回すにはちょうどいいんじゃないか?!と思い始めてみました。

なぜそう考え始めたのか、実際やってみてどうなのか、そもそもIPO投資って何?というところを簡単に紹介したいと思います。

使いそうだけどすぐ使わない資金を何とか運用したい!

f:id:mamesodate:20181025205851j:plain

IPO投資を始めたきっかけは、出産を控えてFPに生命保険の相談をするにあたり、家計の資産状況をチェックしたことです。実は結婚してから初めてしたかもしれない、資産状況の棚卸し。

FPに相談した話はこちら↓

mamesodate.hatenablog.com

私は私で貯金と積立投資をしていたのですが、夫も貯金をしていたし家計費としての貯金もしていて、全部足すと意外とありました。

しかも夫と家計費は100%預金・現金。

銀行の利息なんて本当に本当にわずかなので、「このままにしておくのはもったいない!何か運用しなくては!」と思ったのですが、でも、これから子どもが生まれます。

中学受験とか車の購入とか、ちょっとまとまった出費が近い将来ありそうだけど、インデックス投資にせよ、株に投資するなら20年は余裕をみておきたいのですよね、私の信条では。それより投資期間が短いとリスクが大きいと思っています。

と、なると、使い道がありそうなある程度の金額は、リスクを抑えて他の方法で運用するしかないのですが、かといって国債を買ってもこの低金利だし・・・

 

そこで気づいたのが、ある程度「すぐ使える」状態を確保しつつ、ついでにリスク少な目で増やせる方法として、IPO投資が実はぴったりなんじゃないかということ。

それは以下の理由からです。

  • IPO投資は割安に買えるので勝率が良い。(ただしくじ運が必要だし、負けるリスクもゼロではない。)
  • くじ運がなくて当選しなくても、資金は減らない。
  • 必要資金が小さい(最低10~20万あれば買える)
  • 証券会社の口座に入れたお金がもし急に必要になっても、すぐに引き出せる。(購入期間~上場までの数日を除く。)

IPO投資も、新規公開株とはいえど株を購入するわけですので、多少元本割れのリスクはあります。が、その性質上割安で購入できることが多く、半年や1年単位で見れば(複数回の取引をすれば)トータルではプラスになる可能性が高いです。

預金にしていてもどうせ増えないし、使う予定があるといっても今年の話ではないというくらいの資金であれば、抽選感覚でIPO投資にチャレンジして運よく増えたらラッキー、と考えてIPO投資を始めました。

そもそもIPO投資とは?

IPO(新規公開株)投資とは、新たに市場に上場する株式を購入して、売却益を得る投資法です。

上場した瞬間、初値で売ってしまうのが一番リスクも小さく簡単です。

ある会社が「上場したい!」となった時、まだその会社の株を持っている人は一般にはいません。

でも、それだと、上場した際に売り手がおらず取引が成り立たなくなってしまうので、まず上場前に株を購入してくれる人を募集します。

その時、売れ残ると上場する会社も証券会社も困るので、基本的にはちょっと割安な金額が設定されます。割安だからみんな買いたくて、実際に買えるかどうかはだいたい抽選で決まります。

 

運よく抽選に当選すれば、株を購入できます。それを上場した瞬間に売りに出すと、抽選に外れて買えなかった投資家たちが購入します。多くの場合、上場してからついた初値のほうが、上場前の公開価格(抽選に当たった人が買える価格)より高くなるので、それで利益を得られるというわけです。

なお、抽選に外れた場合、買うものがあるわけではないので、資金が減ることはありません。

というわけで、ものすごく単純化して言ってしまえば、外れてもお金が減らないくじ引きのようなものなのです。

 

ちなみに株なので、どうしても損をするリスクはあります。公開価格が初値を下回ると損をします。

ただ、いきなり、上場した瞬間にその株の価値が0になって紙切れになるということはないので、リスクは限定的だと思います。「15万で買ったけど、13万5千円でしか売れなかった」くらいのことは起こりえますが、その1回のマイナスも許容できないならIPO投資をするべきではないし、許容できるなら1回の負けを気にしなければよいのです。

私は新卒で入った会社(結構大企業)で上場を経験しており、今の会社もベンチャーなのでいずれ上場を目指すだろうということで、上場前に会社が受ける「上場審査」も2度見てきているというか実際に上場書類のⅡの部を書いたりなんだりしてきたわけですが、あれだけチェックされているんだから、上場してすぐのリスクは本当に限定的だよね、と思っていました(上場してしばらく経ったら分からないですけれど)。なのでずっとIPO投資に興味がありました。

いざ調べてみたら思ったより簡単に、少額から始められましたので、「少しくらいのリスクなら負える」という方はチャレンジしてみることをお勧めします。

IPO投資を始める準備~証券口座を開こう

IPO投資を始めるに当たっては、まず証券会社の口座が必要です。

そして、すでに書いた通り、IPO株を購入できるかどうかはたいてい抽選で決まります。

ということは、応募できる口数が多いほど当たりやすい=多くの証券会社の口座を開設するほど当たりやすいということになります。

 

でも、口座が多いと、今度は管理が大変です。

始めてみて分かったのですが、IPOのスケジュールって結構詰まっていて、 週に何件もあったりとかします。でも、それをすべての証券会社が扱うわけではなくて、案件によってどこの証券会社で買えるかはまちまちなのです。

それを一つ一つ細かく管理するのは慣れるまで無理!!って思ったので、当たりにくくはあるけれど、最初は2~3口座から始めるのが良いかもしれません。慣れたら増やせばいいので!

 

では、どこの証券会社で口座を開けたらよいかということですが、「一般の人(証券会社とすごい付き合いがある資産家じゃない人)でも当たりやすい」とか「取扱い案件数が多い」とかの観点で、よく紹介されているのは下記の証券会社です。

  • SBI証券
  • マネックス証券
  • SMBC日興証券

 

まめこの場合はもともとカブドットコム証券と大和証券に口座を持っており、上記の3社を開設して今は5社でIPO投資をしています。

「証券口座なんて今まで開設したことないよ!」という夫は、一旦SBI証券とSMBC日興証券の2社のみでスタートしました。

 

口座開設には本人確認の手続きなどが必要なので、ここで多少時間がかかるかもしれません。

ネット証券系は割と早いです。本人確認書類などを撮影しアップロードして申し込み→本人限定受取郵便を受け取ったら口座開設完了、という流れで、3日ほどで開設できました。

対面証券系は全部紙のやり取りになるので、やはり時間がかかります。書類の取り寄せとか、必要書類の不備で再提出になったりとかで時間をとられやすいので、どうしても面倒くさい時はネット証券系だけとりあえず開設するのもありかもしれません。

IPO投資の流れ

証券会社によって多少異なりますが、基本的には以下の流れで進めていきます。

やってみると意外とやることは少ないですが、スケジュール管理が肝かも。

1.上場スケジュールと取扱い証券会社をチェックする

漏れなく抽選に参加するために、上場スケジュールと取扱い証券会社のチェックは重要です。

自分で調べると時間がかかるので、私はスケジュールをまとめてくれているサイトを活用しています。

こことか↓

IPOスケジュール

こことか↓

IPOスケジュールと初値予想|4人のIPO当選成績

2.取扱い証券会社からブックビルディングに申し込む(抽選に参加する)

ブックビルディングとは、上場前に証券会社が、「この会社の株を買いたい人はいますか?いくらで買いますか?」と一般の投資家に需要を尋ねることです。

ここで投資家から集まった返事を元に、需要を集計し、公開価格が決まります。

 

ブックビルディングに参加するには、各証券会社のマイページから、「私は○○円で買いたいです!」と需要を申告します。参加した人の中から株を購入できる人が抽選で選ばれますので、買いたい銘柄のブックビルディングには参加しましょう。

また、申告する金額は、1000円~1200円というように、下限と上限が決まっています。

自分が申告した金額より、公開価格のほうが高いと、抽選の対象から外れてしまうので、上限額で需要申告しましょう。

3.当選結果を確認する

ブックビルディング期間が終了すると、公開価格以上で需要申告をした人の中から購入できる人が抽選されます。

証券会社にもよりますが、抽選日にメールなどの通知が来ないところもありますので、忘れないように自分でスケジュールをチェックしておきましょう。

当選していれば、購入手続きに進めます。当選者の中から、株を購入しない人が出た場合は繰り上げで購入できる「保留」というステータスがある証券会社もあります。

4.購入手続きをする

運よく当選した場合、実際に買うかどうかを判断して、買う場合は指定された期間内に購入手続きをします。

当選したからといって必ず買う必要はなくて、ブックビルディングの結果「あまり人気がなかったかも・・・」という場合は、損失を避けるために購入しないという判断もアリです。

購入期間は結構短いので、買いたかったのに当選結果をチェックし忘れたり、購入手続きをし忘れたりしないよう、スケジュール管理が大事です!

5.上場日に売り注文を出す

無事に株を購入できたら、上場日の朝に売り注文を出します。

初値で売るつもりであれば、成行注文でOKです。成行注文とは、「市場で需給が一致した価格で売りますよ」という指示の仕方です。(具体的に「○○円で売りますよ」という指示の仕方は、指値注文といいます。)

あとは市場が開いて、初値がつくのを見守るだけです。

初めて約1ヶ月、戦績は?

では、IPO投資を始めたまめこ家の戦績はというと・・・

 

全っっっっ然当たらん!!笑

 

まあ、夫婦合わせて証券口座は7つですし、参加できた銘柄も多くはないので、こんなもんですよね。笑

でも、当たっていないので損失はないし、この1ヶ月に銀行に預けていたとしても大した利息は付かないので機会損失もないし、逆に当たっていたらラッキーだったので特に気にしてはいません。

 

これだけだと面白くないので、もし、まめこ家が参加した10月上場の案件で、購入できていたとしたらいくら利益があったのか、書き出してみましょう。

上場日 名称 公開価格 初値 初値利益額(騰落率)
10月3日 ブリッジInt’l(7039) 2310円 4920円 +2610円(113.0%)
10月10日 CRGホールディングス (7041) 1120円 1832円 +712円(63.6%)
10月12日 Delta-Fly Pharma (4598) 4770円 4385円 -385円(-8.1%)
10月12日 イーソル (4420) 1680円 4000円 +2320円(138.1%)
10月18日 プリントネット (7085) 1400円 2041円 +641円(45.8%)
10月19日 ギフト (9279) 2090円 3710円 +1620円(77.5%)
10月19日 ディ・アイ・システム(7085) 1280円 3300円 +2020円(157.8%)
10月23日 リーガル不動産(3497) 1380円 1972円 +598円(43.0%)

 最低取引単位は100株なので、×100すると、実際の取引額や利益額になります。

※実際には、証券会社が定める購入・売却手数料がかかるのと、NISA口座で購入した場合を除いて売却時の譲渡益に20.315%の税金がかかるので、手元に入ってくるお金はもう少し小さくなります。

 

ここ最近は、10月11日からの米国株の下落のあおりを受けた株安で、日経平均もかなり下がっていますが、それでもIPO案件は勝ててはいるようです。すごいですね。

また、Delta-Fly Pharmaは、公募割れが予想されていたので、私は申込みしていませんでした。

公募割れしがちな案件はある程度特徴があり予想できるので、そういう場合は避けるとさらに勝率が上がりますね。

最初はその特徴が分からなくても、先ほど載せたスケジュールをまとめているサイトなどに初値予想が上がっているので、まずは評価が低いものを避ければ大丈夫です。IPOに慣れてきて、用語や公募割れしやすい特徴に興味が沸いてきたら、IPO投資家さんのブログなどを読んでみると自分でも判断がつくようになると思います。

 

 

年内に1回くらい当たってくれたら嬉しいんですけどね~!メルカリの上場に乗り損ねたので、年内にあるという噂のソフトバンクの上場に期待しています。

やってみたら慣れてきて、口座の管理もスケジュール管理もそんなに大変じゃないと分かったので、もうちょっと口座を追加してみてもいいかなーって思ってきました。

投資信託の「るいとう」の放ったらかしぶりに比べれば手間はかかりますが、流動性と短期リターンにはメリットがあると感じるので、IPO投資、続けてみたいと思います!