まめそだて

初期流産を経て、2018年10月に長男を出産。2021年8月、長女誕生。全く仕事に活かしていない2級FP技能士。妊娠中・産後・育児のあれこれ、感じたことや日常役立ったことを綴る雑記ブログです。

夫が2回目の育休(8か月)をとります

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こんにちは、まめこです。

 

第二子出産にあわせて、夫が育休を取得します。もうそろそろですね。

夫は第一子の時も育休を取得しているので、今回で2回目です。

1回目の時は1ヶ月の育休でしたが、今回は来年度の4月まで、約8ヶ月間の取得を予定しています。

男性が2回、長期で育休を取るのはまだなかなか多くはないと思うので、妻目線で、今思っていることを書きたいと思います。

1回目の育休

夫の1回目の育休は、息子が生後6ヶ月の頃に1ヶ月間取得しました。

なぜ生後6ヶ月という中途半端なタイミングだったかというと、「仕事が閑散期だから」と「引越しがあり、どうせ休むなら1ヶ月休んでみようと思ったから」というような理由で、なんというか、積極的に育児やりたい!というような感じではないのか?という残念さが漂っていましたが・・・笑

当時は今のように、会社側が男性育休を推奨するという動きが課されていたわけでもなく、夫の会社では男性で育休を取った人はいなくて、取りたいと上長に伝えた時も「え?男性で取った人いないよ?管理職でとった人いないよ?」という反応だったそうです。

しかし夫が男性育休第1号になってから、後にも続いて取る男性が出てきたようです。何ごとも、誰かが切り開いていかなければ変わっていかないので、夫がファーストペンギンになったことは尊敬します。

1回目の育休の話は、当時こちらに書いています↓

www.mamesodate.com

www.mamesodate.com

2回目の育休をとったわけ

今回、第二子誕生にあたり、夫は2回目の育休を取ります(私も2回目の育休をとりますが)。

この選択をしたのには主に2つ理由がありまして。1つはコロナ禍という状況、もう1つは上の子の存在です。

 

1つめのコロナ禍にあるという状況はすごく特殊ではありますが、この状況下では同じ選択をしたご家庭も多いのではないかと思っていたりします。

コロナの影響で里帰りが難しいとか、高齢者の親に手伝いに来てもらうのはちょっとリスクを感じるとか、シッターやファミリーサポートを頼むのも・・・ということで、最初の数ヶ月は家庭内で何とか乗り切るために、夫も育休を取得することにしたというパターンです。

我が家の場合は、私の実家も義実家も同じ市内でそこそこ近いのですが、私の両親はフルタイム共働きでもともと里帰りが難しく、また上の子がいて環境を変えるのも難しかったので、里帰りはせず家で過ごすことには決めていました。

しかし、コロナが落ち着かない状況で、60代70代の両親や義両親にうちに通ってもらうというのは、電車も使いますしあまり現実的ではなさそうだ、と考えて、早くから夫も育休を取得する方針で考えていました。

結果的に、私の両親も義両親も、最近2回目のワクチン接種を終えられたので、いざというときには頼れるとは思いますが、それは前もって分かることではなかったので、夫も育休をとって産褥期を乗り切るというのが一番現実的な解でした。

 

2つめには、上の子のケアをしっかりしてあげたいという想いがあったからです。

赤ちゃんの育児は2回目なので、なんとかやれるかな、という見通しは立つのですが、子どもを2人同時に世話をするのは私にとっても夫にとってもこれが初めての体験です。

生まれてすぐは私自身の体調も悪いし、どうしても新生児の方に手がかかってしまうので、私1人では息子が寂しい思いをするだろう、ということを不安視していました。

おじいちゃんおばあちゃんに頼れればその間に息子と遊ぶこともできるかもしれませんが、それもコロナで怪しいと思っていたので、ではどうやって大人の目を2人分に増やそうか?と考えた時にも、やはり夫が育休を取るのが良いのではと考えました。

 

主にはこの2つですが、単純に「とりたいから」というのももちろんあります。

夫が1回目の育休を終えた時、「次は半年とりたい」と言っていました。1ヶ月の育休では、できたことも少なかったですが、仕事を離れて子どもと向き合う時間を得られたことは彼にとって大きな経験だったのだと思います。

ただ、そうは言っていても、2回目の育休を申請するときも、最初は2ヶ月くらいと思っていたようです。

しかし上長に伝えにいった時、「どれくらいとるの?1年?」と言われて拍子抜けして、だったら保育園に入れる4月まで取ってみよう、と思ったそうです。

やはりマネージャーの一言で育休に踏み切れるかどうかの心理的なハードルは大きく変わるんだなあ、と実感した話でした。1回目の時とは全然反応が違うのも、会社の変化を感じますね。時代の要請もあり、夫が切り開いた道でもあり、と思います。

大丈夫?と言われても

「夫が約8か月間育休を取ります」という話をすると、必ず返ってくるのが「大丈夫なの?」という反応です。私の母も義母も同じ反応をしていました。

これ、何に対して「大丈夫?」なのでしょうね。

私が育休を取ることに対しては、言われないのに。

ここが男性が育休を取ることの難しさというか、心理的障壁としてやはりまだまだ高いんだなあと思います。周囲の反応が女性と明らかに違いますよね。

大丈夫かと心配されているのは、今後の仕事への影響でしょうか。

それでいうと、大丈夫ではないかもしれません。でもそれって女性も一緒なんですよね。

私も息子の出産前は30人くらいの部署のトップとしてマネージャー職についていましたが、産休・育休の間は他の人がポジションを埋めることになるわけで、戻る時にその人を下げるわけにもいかず、私は役職なしで別部署に異動して復職しています。

だからといって干されたと感じるわけでもなく、できる限りのことをして、事業責任者などを務めさせてもらったので、また次の育休明けも同じようにできる限りの仕事をしたいと思っています。

夫の場合も、8ヶ月も空けたら元の場所には戻れないかもしれないです。でも、それって一時的な足踏みや後退で、一度外れただけで終わりということはないんじゃないか、と私は思っています。

夫の場合、1回目の1ヶ月の育休の際は、1つの店舗を任されるような立場で、そのままポジションを空けておいてもらってもとの場所に戻りましたが、その後異動をしてチームの一番下に入りました。でも閑職に追いやられたというよりは、本部で新しく立ち上げたプロジェクトに参画するような感じで、夜勤がなくなって子どもと触れる機会が増えました。

真相は不明ですが、育休を取ったことが「この社員は育児に時間を使おうとしている」というメッセージを会社に伝えることになり、異動にも響いたのかもな、なんて思ってたりします。

というか、閑職に追いやられるという話があったりしますが、それが本当にできる会社なら、結構人員的に余裕があるということですよね・・・余裕がなければ、戻ってきたらとにかく早くキャッチアップして働いてほしいと思うはずで、もし本当に閑職に追いやれるほど人員に余裕があるのだったらうまく育休を回せるようにしてあげたらいいのに、と思います。

夫が役に立たない問題

男性育休に関して、女性からよく「家にいる方が邪魔」という声が上がります。

これはごもっともな面もあるのですが、妻側も腹をくくって向き合わないといけない話なのではと思います。(とはいえ、夫が育休中に遊びに出かけちゃうとかそういうのは論外ですが。)

確かに指示しなくても自分で動いてほしいし、いちいち聞かれたらたまらないし、同じようなレベルでできないのですが・・・これって仕事でも同じだなと思います。

できなくてもその場にいさせてやる機会を浴びせないといつまでもできるようにならないので、ずっとなにも変わらない、今の状況を温存するだけになっちゃうんですよね。

新人に教えながら仕事をするのは一時的には効率が落ちるのですが、育てて仕事を任せていかないといつまでも自分の手元に同じ仕事が残って、新しい仕事や大きいことにチャレンジできなくなっちゃうっていう、チームで進めていくという面では家庭も似たようなものかと思います。

任せるためには一時的に負担が増えることは覚悟しないといけないし、自分が譲れないと思う要所を洗い出してそこは死守しつつ、あとは手放す勇気も必要になります。

そして、自分と同じことができる自分のコピーを作らなくちゃいけないと思わないこと。当たり前のことなのですがこの割り切りが難しいんですよね。得意なことを得意な方がしつつ、最低限のことをフォローしあえるのが一番いいチームなんだけれど、全部自分と同じようになっていないとなんだか気が済まない気持ちが沸きがちです。

どこかで読んだのですが、夫が育児に積極的に参加するメリットとして、子どもが母親と違う考え方の人間に触れられるということがあるそうです。母親と父親で言うことが違うことがあったとしても、それは悪いことではなくて、人によって考えが違うのだということを学ぶ機会になり、それはプラスなのだという話です。

それを思えば、夫が自分と同じようにしなくていい、と考えやすくなるような気がしています。

我が家も2回目の育児とはいえ、息子の新生児の時は夫は夜勤で夜遅くまで帰って来なかったですし、沐浴は怖いと言って全然やらなかったですし、多分最初はそんなに役に立たないと思われます。笑

でも、そこは私も覚悟してやっていこうと思います。実際、前回の育休中、思いの外楽にならずに大変だった記憶もありますし。笑 でも8ヶ月もやればそこそこいい感じのチームに仕上がるのではないかと思っています。

 

そんな感じで、もうそろそろ2回目の育休に突入する予定です。

夫が育休を取れるのも、私が育休を取れるのも、同僚の協力があってこそで、本当にありがたい話だなと思います。それは絶対に忘れてはいけないポイントです。

ただ、男性のほうが、今まで仕事に穴をあけることが一般的ではなかったせいか、それに引け目を感じすぎちゃっているのではないかな、と思うことがあります。

実際、職場に負担をかけることにはなるのですが、それでも勇気を出して、育休にチャレンジする人が増えていってほしいです。そうしないと、いつまでも変わらないからです。

今はいつでもいつまでも働ける人を中心に作られてきた社会から、色んな事情を抱える人が働く社会に変わっていく過渡期なので葛藤が大きいですが、いずれ男性も女性も、育休を取るのが当たり前の日が来たらいいな、なんて思ったりしています。