まめそだて

初期流産を経て、2018年10月に長男を出産。2021年8月、長女誕生。全く仕事に活かしていない2級FP技能士。妊娠中・産後・育児のあれこれ、感じたことや日常役立ったことを綴る雑記ブログです。

お産体験記~痛くなってから60時間かかったけど無痛分娩してよかったお話

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こんにちは、まめこです。

 

そろそろお産も近づいてきて、2週間後には出産している予定です(計画分娩のため)。

ということで、今まで書くタイミングを失っていたのですが、前回の出産のレポートを書きたいと思います!

当時ブログに書こうと思ってメモは残していたのですが、その後タイミングを失ってしまってまして・・・そろそろ出産なので、どんな感じだったか思い出しておこう!と思ってメモを読み返してみたら、結構な難産でした。笑

というわけでもう3年弱前の話になりますが、息子を出産した際のドタバタした無痛分娩のレポートです。

初産婦、無痛分娩予定

最初にプロフィール的な部分を書いておきたいと思います。

出産したのは2018年10月でした。当時私は29歳で初産婦でした。

無痛分娩を予約していて、計画分娩の予定だったのですが、入院予定日は40週2日とだいぶ遅めでした。

それでも39週4日に最後の健診に行ったときは、子宮口の開大はまだ1センチくらいで、「いっぱい歩いて運動して!」と言われていたんですけどね~。

結局その3日後、入院予定日前に陣痛?が始まりました。

出産2日前(40週0日)

日付が変わってついに40週0日!と思っていた0時頃から、なんとなーくお腹が痛いな~という感じになってきました。

ただ、腸が動いている痛みとの区別がつかなくて、そのころ便秘気味でお腹が痛くなる日もあったので、とりあえず寝て過ごしてみようとしました。が、痛みがあるために寝付けず、時々うとうとする程度で朝になってしまいました。

朝からは「もしかしたら陣痛かもしれないなあ」と思い始めて、陣痛タイマーを付け始めましたが、痛みの間隔は不規則でした。7分くらいで来るときもあれば15分くらいで来るときもあるというような調子。

夜眠れなかったので、10時半から12時までお昼寝をとりましたが、痛みでほぼ10分おきに起きました。でも眠かったので起きてもまたすぐ眠れました。笑

このまま10分おきで痛いならやっぱり陣痛なのかなあ、と思っていたのですが、昼寝のせいか痛みの間隔がまた遠のいてしまいまして。

一旦少し落ち着いたので、14時頃から日課の散歩に行きました。歩いたら流石に陣痛が強くなるかも、と警戒して、すぐに帰ってこられるように歩いていましたが、結局約1時間3km歩いても痛みが強くなる様子はありませんでした。ちょいちょい痛いけど、休み休み歩けるような感じでした。

そんな調子で間隔はずっと不規則なまま、4~7分くらいでバラバラしていました。10分を切っていたのでちょっと心配ではあったのですが、そんなに強い痛みではなかったのと、この日は土曜日で午前中で通常の診察が終わっていたので、様子を見て過ごすことにしました。

夕方頃はあまり痛みも強くなくて、夕飯を作る気満々だったのですが、夜になるにつれてだんだんしんどくなって結局22時過ぎに仕事から帰ってきた夫に夕飯を作ってもらいました。

21時頃にトイレに行くと、ぶよぶよしたおりものの塊のようなものが出てきました。後から調べたところ、子宮頚管粘液栓というものだったのかもしれないですね。子宮口の蓋をしている役割のもので、お産の前兆で出てくるようです。

192abc.com

出産前日・入院

日付が変わって0時頃、お風呂に入ろうと服を脱いで、おしるしが来ていることに気づきました!結構はっきりと赤い出血でした。

痛みも前日から24時間続いていたので、一応病院に電話しました。その時の痛みの間隔は5~8分で相変わらず規則的になっていなかったので、「それじゃ一度帰ることになるかもしれないけど」と言われつつ、「念のため来てください」ということで、病院に行くことになりました。

この時、「シャワー浴びても大丈夫ですか?」と聞いたのですが・・・どっちでも、みたいな回答で、浴びずに行ってしまったのを後で後悔しました。生まれるまで時間がかかったのと、産後1日くらい経たないとシャワーも浴びられないので、もうすっごく陣痛きてる!って状況じゃなければシャワーを浴びてから病院に行った方が絶対にいいです!

というわけで1時頃、病院に着きました。日曜の深夜だったため、普段病院にいないヘルプの先生が当直をしていました。

普通もっと痛がっているものなのか、先生は私を見るなり「あれ、全然余裕そうだね」と言っていました。しかし、内診で子宮口はまだ2センチだったものの、展退80%(産道がかなり短くなっているということ)まで進んでいたため、「このまま朝までに産まれてしまうかもしれないから、すぐ入院してね」ということになりました。

無痛分娩は予約していたものの、日曜深夜で担当医がいなかったため、朝までに生まれる場合は自然分娩になると説明を受けました。もし生まれなかったら、午後には担当医の先生が来てくれて麻酔を入れるための処置をしてくれるということでした。

 

というわけで急遽入院になり病室に移ったのですが、そこからずっと放置されてまして。笑

夜間はかなり痛みが強くて、ベッドの柵を握りしめながら耐えていました。付き添ってきた夫は爆睡w

それでも全然間隔が一定にならなかったんですよね。全然眠れずに朝を迎え、トイレに行くと大量のおしるし。赤いねばねばした塊がごろっと出てきていました。

朝ごはんを食べても放置されていて、痛みもかなり明確に強くなってきたので9時頃ナースコールをして陣痛計を付け始めました。この頃、だいたい5分間隔に近くなってきていたのですが、結局1時間計っていたらまた陣痛が遠のいてしまい、夫は一度家に帰されました。

お昼頃には熱っぽくなり始め、頭痛も出てきました。お昼ごはんを食べながら陣痛を計るも、やはり強い波を維持できずに不規則に痛みが来る状態でした。

 

15時頃、お休みだった担当の先生が駆けつけてくれて、麻酔のチューブを入れました。これでいつでも麻酔での無痛を開始できるようになりました。

内診もありましたが、子宮口の開大はまだ3センチでした。かなり長いこと痛みと闘っているのになかなか進みません・・・でも産道はさらに短くなり、赤ちゃんも下に下りてきているようでした。

ここまで来ていたら子宮口を開くラミナリアやメトロは必要ないということで、「朝までに生まれると思うよ」と言われました。昨夜も同じことを言われたような・・・ただ、朝までに生まれなければ、促進剤を使うという説明を受けました。

麻酔開始と心拍低下

18時からかなり痛みが強くなってきたので、リクエストをして麻酔を開始してもらいました。

というかもっと前から何度かお願いしていたのですがスルーされてしまっていて・・・理由を聞くと「麻酔を開始したら分娩台から動けなくなるから」と言われたのですが、LDRを予約していたことが伝わっていなかったようです。緊急入院だったから仕方ないのかな・・・。

LDRに移動させてもらってからはすぐ麻酔を開始できました。

担当医は本来お休みの日だったので帰っていて、入院時に診てくれた当直医の先生が対応してくれました。

この頃は間欠期がない強い痛みでかなり苦しく、吐き気もありました。麻酔開始のため、分娩監視装置やら血圧計やらを色々付け始めたのですが、血圧がものすごく高くなっていました!頭痛と吐き気はこのせいか、と納得。

「夜は結構痛いくらいには進んでても平気そうにしてたから痛みに強いんだろうけど、今こんなに血圧高いんじゃすごく我慢しちゃったんだねえ」と言われながら麻酔を入れてもらいました。我慢したくてしたわけではなく、結構何度もリクエストしていたのですが・・・。涙

麻酔を入れると、背中が冷たくなるような感じでした。15分経ってもあまり変化がなかったので、麻酔を追加してさらに15分経つと、感覚が薄くなるような感じがして、すっかり痛みが引きました。

それでも、お腹が張るのと、産道を大量のおしるしが通って行く感覚は残っていました。不思議ですね。

 

麻酔を開始してからはかなり楽になって、夫と会話ができるようになりました。

すごく暑くて、夫にうちわであおいでもらっていましたが、検温すると38度と実際に熱が出ていました。麻酔をすると多少熱が上がることがあるそうです。

痛みがすっかり落ち着いたので、2日ぶりに眠れそう!と思いながら、就寝前の導尿の処置(麻酔を開始すると歩けなくなるため、トイレに行けなくなります)などをしていると、モニターから赤ちゃんの心拍が低下している警告音が鳴りました。

お医者さんと助産師さんが駆けつけてくれて、あっという間に姿勢を変えられ、酸素の吸入が始まりました。

私は何が起きているかもよく分からないままとにかく呼吸をして、酸素を赤ちゃんに送るようにだけひたすら意識して・・・色々姿勢を変えて試しているうちに、仰向けになると心拍が落ちてしまうけれども姿勢を変えていれば大丈夫ということが分かりました。エコーでも確認してもらったものの、原因は分からず、赤ちゃんの位置の問題だったのかもしれません。

 

この騒動の間に、水が大量に流れ出る感覚があり、助産師さんに伝えました。どうやらここで破水したようで、大量に出ているわけではないけれども高い位置で破水が起きて、少しずつ羊水が減っているようでした。破水が始まって、熱も出ているので、感染症の可能性があり、熱が上がったり赤ちゃんに何かあった場合は緊急帝王切開になるという説明を受けました。

無痛分娩で麻酔をしていると、帝王切開にはすぐに移れるそうですね。それも一つのメリットということでした。

しばらく様子を見て、赤ちゃんの心拍も落ち着いたので、そのまま就寝することに。

ただ、夜中の2時頃、また赤ちゃんの心拍が下がってしまいました。姿勢を変えて酸素を吸入してすぐに戻りましたが・・・これだけ色んな人が駆けつけてバタバタしているのに、夫だけが全然起きる気配もなくのんきに寝ていました。笑

麻酔をしているおかげで、2日ぶりに少し眠ることができましたが、熱っぽさが強くて喉が渇いたので、何度も起きて水分を取って過ごしました。

促進剤開始から4時間半で出産!

結局そのまま朝まで生まれてきませんでした。笑

朝7時半の時点で、赤ちゃんはもうすぐそこまで下がっているのに、子宮口はまだ4センチ。全然進んでいないので、促進剤を開始しました。

促進剤を始めると、うまく陣痛がついたようで、子宮口が開き始めました。

促進剤を使うと痛いと聞きますが、麻酔が入っているのでものすごく痛いということはありませんでした。ただ、お腹が張った時に尿道が圧迫されて痛いような感覚がありました。これがいきみ感というやつなのかな?と思います。

11時15分には子宮口9センチになり、尿道が圧迫されるような痛みもかなり強くなってきたので麻酔を追加して分娩準備を始めました。

しかしここでまた赤ちゃんの心拍が下がってきたため、麻酔の効きを待たずにお産に突入することになりました。

11時57分には子宮口が全開大になり、数回いきませてもらいましたが赤ちゃんの心拍のこともあり、吸引分娩で引っ張り出して12時27分に出産しました。

無痛にできない時間も長かったけど、無痛分娩にしてよかった!

無痛分娩で予約していたものの、計画より早く陣痛?が始まって日曜の深夜に入院してしまい、最初から無痛にはできず結構痛みに耐えた時間は長くなってしまいました。結局最後まで痛みの間隔が不規則だったので、どこから陣痛だったのかわかりませんが・・・。

また、最後、麻酔の追加が間に合わず、会陰切開の痛みやお産の痛みは多少ありました。でも、「痛い~~~けどまあ耐えられるかも、早く出てほしい・・・」っていうくらいだったので、やはり麻酔をしていた分とても楽だったと思います!(その後会陰を縫われている間は結構痛かったです笑)

そんなわけで、あまり無痛ではなかったかもしれませんが・・・それでも、無痛分娩にして良かった!と心から思っています。

というのも、無痛分娩じゃなかったら、体力的に持たなかったと思うのです。

出産2日前から痛みでほとんど眠れていない状態が続いていたので、最後の夜に麻酔を入れて多少なりとも眠れていなかったら、お産を迎えるだけの体力があったか疑問です。

それに、赤ちゃんの心拍が低下することが何度かありましたが、それに冷静に対応できたというか、話を受け入れることができたのも、無痛のおかげだったと思います。

もしあの痛みと睡眠不足が続いている状態で、赤ちゃんの心拍が下がったと言われたら、その話を冷静に受け止める余裕がなくてパニックになっていたかもしれないなと思います。無痛で落ち着いて話が聞ける状態だったことや、麻酔がかかっていることでいざというときはすぐに帝王切開に移れるということのおかげで、不必要に不安にならずにお産に臨めたと思います。

 

 

ということで、無痛分娩の予定でも色々なアクシデントであまり無痛にはできない可能性はあるものの、無痛分娩というチョイスは私としては良かったので、人にもおすすめしてきました。

体力を温存できるのは本当に本当にメリットです。初産婦だとお産が長引きがちで、私のようにずっと眠れない人もいますが、結局産んでからのほうが体力勝負でどうしようもない痛みもたくさんあるので、産むまでは痛みを減らして体力を少しでも残しておいた方が絶対にいいです。赤ちゃんが生まれてきたら、もう休む暇なんてありません。笑

だからこそ、私は3年後の2回目の出産も、無痛分娩を希望しています。

また計画入院日が経産婦にしてはかなり遅いので、先にお産が始まるのではとちょっと心配しているのですが・・・病院の方もその後体制が変わったのか、「土日でも陣痛がきたら麻酔できますからね~」ということでした。経産婦なのでお産も早く進むでしょうし、今回はもうちょっと楽だと思いたいです。笑

以上、私の初のお産体験記でした。