こんにちは、まめこです。
以前、息子の髪がひたすら上を目指している話をブログに書いたのですが、その後1歳になると急に息子の髪がおとなしくなり、ちゃんと下を向いて伸びるようになりました。笑
そうなってくると長さが気になってきたのですが、初めてのヘアカットなので、胎毛筆を作ってみることにしました。
その時に色々調べたのですが、必要な長さなどよくわからなかったので、我が家の実体験プラスその時の写真を交えてまとめてみます。
胎毛筆(赤ちゃん筆)とは
そもそも胎毛筆ってどういうものだろうか?というところから調べたのですが、一度も切ったことがない、お腹の中にいたときから持っていた髪の毛=産毛で作る筆です。
ハサミを一度も入れたことがない毛先だからこそ作れる特別な筆なのだとか。一生に一度しか作れませんね。
もともとは中国の朝廷の風習だったようで、「健やかに育つように」「頭脳明晰な子に育つように」という願いを込めて作られたものだそうです。
子どもの誕生を祝う記念品のひとつですね。
我が家は手形とか、ベビーリングとかを残していなかったので、この胎毛筆を作ることにしました。
胎毛筆はいつ作るの?
筆を作るタイミングについては決まりはなく、「初めて切った毛」で作ればOKです。
子どもによって髪の生える長さやタイミングは異なるので、生後〇日に作るというような決まりはないです。
生まれたときからふさふさな子もいれば、2歳になってもまだうっすら・・・という子もいるので、0歳のうちに作る子もいれば2歳過ぎてから作る子もいるでしょうね。
筆を作るのに十分な長さに髪が伸びたら、それが作るタイミングです。我が家の場合は1歳4ヶ月の時に作りました。
必要な髪の長さは?
私が調べたところ、筆を作ってくれる工房さんにもよるのですがだいたい5~6センチほどの髪の毛が必要となっていました。
5~6センチといえども、生え際から刈るわけにはいかないので、ある程度の長さが必要です。
目安としては髪をゴムで結んで、結んだ先が5~6センチあればOKでしょう。
ただ、息子は保育園に通っていてゴムで髪を留めておくのは基本NGだったのであまり伸ばしておくわけにもいかず(特に前髪が限界に近かった)、ちょっと短めで作りました。
実際に作った時の髪の長さはこちらです↓
肩より下になってきて、「ちょっと長いな~そろそろ鬱陶しそうだな」くらいの長さです。小さめの筆にはなりますが、これくらいならそんなに我慢しなくても作れるのでハードルが下がりますね。
どこで髪を切った?
家で切った髪をまとめて郵送して筆を作ってもらうこともできますが、それぞれの筆工房が提携している理容室・美容室で切ってもらってそこから髪を送って作ってもらうこともできます。
私の場合は、小さい息子を抱えて押さえながら綺麗に髪を切る自信がなかったのと、髪の長さが実際に足りるかどうか不安だったので、提携の理容室で見てもらって切ることにしました。
一度切ってしまったら本当の胎毛筆は作れないので、自分で切るのはちょっと冒険ですよね・・・!
子どものヘアカットの料金も、場所によりますが3000円前後くらいで、座席が車型になっていたりするような子ども専用美容室でも5000円くらいのところが多いです。
最初の一回だから、他の人に切ってもらった方がその様子を写真におさめたりもできるので、私は理容室・美容室でのカットをお勧めします。
どこで切ってもらえるかは、注文したい業者のホームページで確認してください。
我が家は赤ちゃん筆センターで作りました。我が家のそばにはかなり提携店があり、すぐ近くでカットすることができました。
本当は違う業者で作ってもらおうと最初考えていたのですが、理容室で実際に髪の長さを見てもらって、「この長さだと、このカタログのこの筆なら作れると思います」と教えてもらって、さほどデザインに強いこだわりもなかったのでアドバイスに従って勧められた筆を作りました。
長さが十分にあれば大きめの筆も作れると思いますし、どこの業者でも応じてくれると思いますので、こだわりがある方は髪を十分伸ばしてから作る方がいいですね。
↓実際に息子の髪を始めて切ってもらったときの様子です(アンパンマン見せながら切りましたw)。普通の床屋さんで切ってもらったので、夫が息子を膝に乗せて切ってもらいました。ということで写真を撮りたいなら大人は2人いた方が確実です・・・!(1人は椅子係、1人は撮影係)
料金はどのくらい?
我が家が作ったのは赤ちゃん筆センターの「新木ニュー」というタイプの細軸の筆でした。
桐の箱つきで、筆の軸には贈り言葉と誕生日・子の名前が入ります。
このタイプで税込8580円でした。これにプラスで、送料(エリアによって違うと思いますがうちは990円でした)と理容室・美容室でのカット代がかかります。
ちなみに作る時に筆の先の形を普通の筆のように細くする「しぼり形」と、自然の毛先そのままの「さばき形」とで選べます。
「通常はしぼり形で仕上げます」と書いてあって、何も考えずにそのまましぼり形で進めてしまったのですが、今思えばせっかくお腹の中にいたときからの毛先の形が残っているものなので、さばき形で作ってたらよかったかなあ、と後から思いました。
これから作る方はどちらで作るか考えてからカットしに行くのがおすすめです。
受け取りはいつ頃?
理容室・美容室で髪を切ってもらった後、そのまま理容室・美容室から直接業者に髪の毛が送られて、筆を作り、できた筆は提携の理容室・美容室に届くことになっています。
だいたい3ヶ月くらいで出来るということで、そのころには髪がまた伸びているので、理容室・美容室に受け取りに行ってついでにまた髪を切るという良い仕組みになっているのでしょうね。笑
実際我が家は3月中旬頃に筆を注文して、途中コロナで緊急事態宣言などもあり理容室が休業したりもしていましたが、理容室から筆が届いたと連絡が来たのが6月上旬で、本当にちょうど3ヶ月くらいでした。
↓実際にできた筆はこちらです!立派!
以上が息子の胎毛筆を作った際の実際の様子や料金でした。
こういう記念品系って、必ず必要なものではないし、何をどこまで作るかは親の自己満足でしかないと思うのですが、息子が大きくなったら「あなたの生まれた時の髪の毛で作った筆だよ」とプレゼントしようと思っています。
私には胎毛筆はなかったのですが、自分のへその緒を見せてもらったときに「これが自分の一部だったのか」と面白かったのと同時に、大事にとってくれたことを嬉しく思ったので、息子にとっての胎毛筆も同じようなものになればいいなと思います。
我が家と同じように胎毛筆を作ることを検討している方の参考になれば幸いです。